自分に起きる出来事に価値や可能性を見出す力である「意味づけ力」は、今の時代だからこそ、さらに重要になってくると思います。
理由は2つ。
1つは、VUCAの時代だから。
VUCAとは、こんな意味だそうです。
Volatility(変動性・不安定さ)
Uncertainty(不確実性・不確定さ)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性・不明確さ)
簡単にいうと、次になにが起きるか分からない時代ということ。
こんな時代には、夢や目標を固めて、意志力で邁進するっていうやり方では通用しないのだと思います。そもそも、夢や目標を設定しにくいから。
それよりも、「今、目の前でなにが起きているのか」を捉えて、それに対して、価値や可能性を見つけ出して、柔軟に変化していく生き方が求められているのだと思います。
まさに意味づけ力が問われる時代。
私はそう捉えています。
もう1つは、幸せ模索の時代だから。
今までの「いい大学でて、いい会社に入って、出世して、家族作って、マイホーム持って・・」という「幸せってこういう事でしょ?」という幸せの定義が崩れつつあります。
人によって違うよね?
ということで、自分にとってはなにが幸せなんだろう?というのを、それぞれが模索している時代になったのだと思います。
幸せを模索するときに、1つ鍵となるのは、「あるもの」にいかに目を向けられるかということだと、私は考えています。
自分が持ってい「ない」モノ、自分には「ない」才能や経験や縁など、「ないもの」に目を向けるのではなく、自分に「ある」モノ、自分に「ある」才能や経験や縁など、「あるもの」に目を向ける。こういう力が幸せを模索する鍵になってくるのだと思っています。
ミーニング・ノートは、実際に起きたことからチャンスを探すので、ノートに書かれたものは、全て実際に起きた出来事、つまり「あるもの」ばかり。この「あるもの」の中から、価値や可能性を見つけ出します。自分に起きた出来事に、「あ!実は、これすごく価値がある出来事なのかも!」と思うことは、幸せ探しのプロセスとも言えます。
意味づけ力が高まると、柔軟に変化しながら生きていける。
自分に起きる出来事に価値や可能性があると分かると、幸せを感じる。
ミーニング・ノートを使って、意味づけ力を高めていくことで、こういう生き方にシフトしていけるようになります。