本のエピローグの中にも書いていますが、私がチャンスを探し始めたのは、10年遅れの社会人デビューをしたことがきっかけでした。
勤めていた親の会社が、リーマンショックの影響で民事再生を申請することになり、その過程で色々なことがおきて、父を含め、創業者家族全員無職になってしまったのです。
当時の私は32歳。
それまでノホホンと、「社長のお嬢さま」として暮らしていたので、就職活動もしたことがなく、社会の常識もないも同然でした。
でも、生きていくために、自分で稼がないといけなくなりました。
私は、仕方なく、就職して働きにでることにしたのです。
運よく、ある企業に拾ってもらったものの、会社がどういうところか分かっていなかった私は、仕事もできず、冴えない毎日を過ごしていました。
やりたいこともない。得意なこともない。そもそも働きたくもない。
同い年の同級生たちは、活躍してるのに。
この時、心底こう思ったのです。
コツコツ努力したところで、到底みんなに追いつけない・・・!
どうすればいいんだろう?
そうだ・・・!チャンスだ!チャンスをつかむしかない・・!
一発逆転のチャンスを狙って、ホームランを打つしか、私には選択肢はないのだと思ったのです。いや、思い込んだのです。
それから、どうやったらチャンスをつかめるのかを考えはじめました。
考えてみたら、私は過去に多くのチャンスを逃していました。
チャンスがきた「その時」は、それがチャンスだと気が付いていなかったのです。でも、後から考えると、「あー、あれってチャンスだった」と後悔していました。
チャンスの神様は前髪しかない、という有名なことわざがありますが、後から「チャンスだった」と気が付いても遅いのです。チャンスは、きた「その時」につかまないといけない。
そこで私は、チャンスを見落とさないために、毎日ノートに記録し始めたのです。
これが、チャンスについて考え始めたきっかけでした。
それから、このノートを9年間続けています。
そして、人にも教えはじめて、ノートに書かれたチャンスを読んで分析もしています。
これまで読んだチャンスの量は、軽く5万個を超えます。
これらチャンスを分析した結果、3つに分類して、名前をつけました。
それが、わらしべ・チャンス、スパイシー・チャンス、キラキラ・チャンスです。
9年間毎日チャンスのことを考え、チャンスがなにかを分析してきました。
つかめるかどうかは運任せだったチャンスを、誰でも簡単につかめるようにしたかったのです。
だって、チャンスをつかめるかどうかで人生変わるんですから。
これが、私がチャンスについて語りはじめたきっかけです。
チャンスについて考えたり、語り合ったりすることが、何よりも私の好物!
2020年からミーニング・ノートのコミュニティを始めるので、そこでチャンスについて語り合う場を作ろうと思っています。
チャンスは、夢や目標設定とは違うアプローチの人生の切り開き方だと考えています。
皆さんと、語り合うことを楽しみにしています。
ぜひコミュニティの詳細ページを見てみてください。