「何者でもない私」

自分が何者か?など考えたこともなかったのだが、それが今回のテーマと言われたので仕方なく(←すみません)考えてみたところ、いくつかのことが思い出されたので書いてみることにした。
 

そもそもどんな時にそんなことを考えたりするのかな?まずは就職時かなと思って、そのあたりから思い出してみる。



1、大学時代はアメフト漬けの毎日でアルバイト経験もなく就職は監督が勝手に決めたので、どんな仕事が自分に向いているか、
そもそも自分は何者か?など考える必要がなかった。
ただし26才で転職する時には、自分の価値観に照らして自分が満足できる職業を選んだつもり。
(1、成果主義、2、人脈構築、3、学び)もしかしたらこの時に自分は何者になりたいか考えたかもしれない。


2、2003年 営業マンであるにも関わらず「肩書」がうっとうしくなり名刺を全部捨てた。
自分は杉山栄作であって、他の何者でもない。会社がどこ、肩書が何とか、関係ないと思い、確か1~2年「何者でもない私」
で営業活動をしていた。

※お客さんには不評だったことを覚えている(笑)。


3、この15年ほどだろうか?ぼんやりと役割(使命)に気づくようになる。
「人と人をつなぐ」それが何の意味があるかは関係ない。人にはつながりが必要だと思うだけ。私はそれ(人つなぎ)が好きなことで
得意なことでもあるので、きっと役割なんだろうと思う。
行きたい場所(立場など)はないが、進みたい道はある。

4、約50年の時を経て幼い頃の記憶が蘇る。風呂の中で父親に何度か言われた「宝物はひとり占めせず、人に差し出せ」という教え。
これだ!これが私の生きる道なんだ。「人とのつながり」という宝物をみんなで大切に分け合って生きるだけ。


この結論が正解かどうか今はわからない。

わらしべ長者的に、これからどうなっていくのかを楽しみに毎日を過ごしている「何者でもない私」。